2025年11月1日
福岡県助産師会館:私たちの建て替えへの想いを聴いてください
~すべてのいのちのはじまりに、安心とつながりを~
福岡県助産師会は114年の歴史を経て、いま新しい助産師会館の建設に取り組んでいます
目指すのは、「いのちを支えるすべての人が、安心してつながれる場所」です
☆助産師は、いのちの全ステージを支えます
助産師の役割は、妊娠・出産・育児の支援にとどまりません
私たちは、いのちのはじまりから人生のすべての時期に寄り添い、支える専門職です 幼児期・小児期:からだとこころ、性の健康を伝え、健やかな成長を見守ります
思春期:自分のからだを大切にする包括的性教育を行います
青年期・働く世代:プレコンセプションケア(将来の妊娠・健康を見据えた健康支援)を行います
更年期・老年期:からだとこころ、性の変化に寄り添い、新しいライフステージの始まりとしての健康を支えます
男性の健康や家族のケアにも関わり、地域全体のウェルビーイングを見つめています
☆助産師は、「いのち」と「暮らし」に寄り添うパートナーです
なぜいま、新しい会館が必要なのでしょうか
現在の助産師会館は築71年
老朽化が著しく耐震構造を有していないため、現会館で事業を行うことはできません. すべて他施設を借りて活動しています
これからの時代に必要とされるのは、
• 多様な家族や働く世代への支援
• すべての年齢層に対応する相談・教育の場
• 医療・教育・行政・地域の連携拠点を一体的に実現できる場所です。
福岡市では産後ケアの宿泊施設が不足しており「必要なときに安心して休める場」「育児技術を学ぶ場」を増やすことが地域全体の願いです
新しい助産師会館で実現したいこと
新しい会館は、母子と家族、そして地域すべての世代を支える拠点になります 産後ケア宿泊室(8床)
自然なお産ができる出産室
母親学級、両親学級、性教育・思春期講座の開催
幼少期から更年期まで、あらゆる世代の相談室(SOS電話相談 パパのための子育て相談ダイヤル)
福岡県プレコンセプションケアセンター
人の全ステージに関わるための知識・スキルを身につける研修・勉強会スペース
地域の人が気軽に立ち寄れる談話室
営利を目的とせず、『「安価で質の高いケア」と「助産師が安心して働ける環境」』を両立させながら、地域の健康を支えます
☆現在の進捗と課題
薬院の地で新会館建設を進めたいのですが、土地の返還に関する調整が難航し、計画は一時停滞しています
現在は法的手続きを経ながら、次の世代へ確かな形で残せるよう慎重に調整を進めています
未来を支えるすべての人とともに
新会館の建設は、助産師の活動を支える重要な場となり、私たちの夢と希望です
それは、いのちを迎えるすべての人、育む家族、支える地域――みんなで「安心とつながりのある幸せな社会」をつくる一歩となるでしょう
新しい会館は、こどもたちの未来と、地域の健康の礎になります
どうか、この取り組みにあたたかいご理解とご支援をお願いいたします
一般社団法人福岡県助産師会
会長 佐藤香代
会館建替ワーキンググループ委員長 緒方理佐

